ASDとADHDは私の全てじゃないけれど

成人になってからASDとADHDの診断を受けた人のブログです。ストラテラを服用しつつぼちぼちやっています。

子供と私とストレスの話(2)

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子供と私とストレスの話(1)に書いたように、私としては育てやすい方ではないかなと思っているコウですが、やらない・やってしまう・忘れるの3要素に頭を抱えることは多いです。

 

トラブルや課題の多い子供との関係は、時に敵対関係に陥りっぱなしになってしまうのが難所なのではないかと感じます。私の場合は、普通のことを普通に叱っていると、日々叱りっぱなしの怒りっぱなしになってしまうということで行き詰まりを感じました。

 

そういうストレスに対して私はどうしているかというと、『一緒に困る』という感じだと思います。

 

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一緒に困ってないで何とかしろよという感じのお叱りを頂いても、すみませんと言う他ないような方法ですが、私はまず子供(with問題)と真正面から向き合っていたら、多分ノイローゼになるだろうと思いました。

 

言っても叱っても見張っても改善しない現状、連絡帳に書かれた先生からのメッセージ・先生からの電話・・・・それだけと言えばそれだけですが、ストレスを感じるには充分かと思います。

 

今のところ大きく反抗はしないコウなのでそこで取っ組み合いの大喧嘩になることはありませんが、実行するかどうかは別で、理解し納得するがやらない子供に関わり続けることの賽の河原感は中々心身にくるものがあります。

 

 

コウは既に「やらなければいけない」ということは分かっている分、あまりに「できていない現状」「いかにやらなければいけないことなのか」ということをゴリゴリ押してしまうと、今度はコウ本人がノイローゼになってしまうのが難しいところです。

 

そこで、一緒に困ることによってあまり正面から向き合いすぎないというのが私なりのストレス回避方になりました。

 

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一緒に困ることのもう一つの目的は、『敵対関係にならないようにすること』です。

 

解決すべき問題を抱えている人 VS それの解決を迫る人

 

という構図になってしまうと、言えば言うほどそれは攻撃になってしまうので、どうも信頼関係を損ねていくような手応えがあったのです。コウの場合は、今のところ母親を信頼して好きでいる為にザクザクと傷ついている感じもありました。

 

なので、問題 VS コウ&私連盟という形をとることにしました。

 

 

なんだったら、問題も敵ではなく、「解決されたがっており助けを求めている」くらいの感じでアプローチしていくこと。

 

それにより、私とコウは敵ではなく、「お母さんが解決して欲しいなと思っていること」「コウが解決したいなと思っていること」を助け合う関係になるのではないか。

 

そんな目論見で、『一緒に困る』というスタンスをとるようになりました。

 

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そうなると、まずコウの表情が明るくなってきました。

 

注意されても「教えてくれてありがとう!」と言い、応援されればプレッシャーよりもやる気を感じているようです。時には、「お母さん、僕がんばるからね!」と、やる気をアピールすることすら見られるようになりました。

 

もちろん、「あれやこれやの問題は次々と解決していきました。めでたしめでたし。」とはなりません。けれども、明らかに前よりもやる気を持って物事に取り組むようになりました。

 

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今のところ、こんな感じでストレスを回避しています。敵対関係になると、問題に取り組む子供を応援する気持ちよりも、問題解決を阻む敵であるところの子供を憎む気持ちの方がメラメラしてくる感じだったので、今のところこの方法は親子ともども効いているのではないかと思います。

 

メラメラしていると、コウが忘れ物やボンヤリによって動揺したり凹んだりしている様子すら苛立つ狭量な母親の私です。子供のメンタルをケアするどころか、母親のメンタルのケアを求めている心理すらあるのではないかと思います。ストレスの責任を取らせる的な。流行りの毒母といったところでしょうか。

 

そのような心持ちでは、殺伐とする一方なのは当然ですね。そんな私ではありますが、子供の健やかな成長を願う気持ちもありますので、できるだけストレスを溜め込まないようにやっていきたいなと思っています。