ASDとADHDは私の全てじゃないけれど

成人になってからASDとADHDの診断を受けた人のブログです。ストラテラを服用しつつぼちぼちやっています。

発達障害(主にAS・ASD)

会話で起きやすい困り事(3)

「どうだった?」という質問にて書いた通り、私は「どうだった?」という、適応範囲が広い感じの漠然とした質問をされると、どう答えていいのか分かりません。 反面、会話で起きやすい困り事(1)で書いたように、YES/NOで答えられる質問をされてしまうと質問…

会話で起きやすい困り事(2)

話しかけて良いタイミングがわからない。 明らかに忙しそう・機嫌が悪そうな時には話しかけないよう心掛けていますが、基本的に話しかけて良いタイミングは分かりません。「今言わなくても後でいいでしょ」「何でもっと早く言わなかったの」が頻発しがちです…

会話で起きやすい困り事(1)

私には、『良い会話ではないと気付いているが、上手く対処できていないパターン』というものがあります。会話が終わってから「あ、これ意志の疎通に失敗したパターンなのでは?」と気付くのですが、会話が終わるまでそれに気付けないのが困るところです。 以…

「どうだった?」という質問

典型的なASDあるあるのようですが、私は「どうだった?」というタイプの広い(?)質問に答えられません。母が言うには幼少時からそうだったようで、保育園から帰った際に「今日どうだった?」と聞いて答えられたためしが無かったそうです。 何を聞かれて…

人をイラつかせることについて

定型発達(or非ASD)の人をイラつかせることについて考えるこの頃です。私が他人をイラつかせ不愉快にする人間であることは流石の私でも理解しています。(実際に起こっている事態と等しい認識を持てているかは分かりませんが。) それをどうにかする術と…

ゲームと肩と安静の話

子供は、飽きたかと思えばひょいっと復活をとげる『定期的にブームが巡ってくる遊び』というものを持っていることも間々あるかと思うのですが、私の子供にもいくつかの『時々ブームが復活する遊び』があるようです。 それは例えばプラレールだったり変身セッ…

感想を伝えることの意図について

水面に物を落とすことの続きです。前回の記事の最後の方で述べた『感想を伝えること』と『意図』に関する話を続けていきたいと思います。 ASDの人は、時として意図を不要な要素として捉えたり、そのまま率直に伝えられることのない意図を嫌ったり不快に思…

水面に物を落とすこと

「へー、そうなんだ。」 の続きです。「こういうことがあったよ・こうなんだよ」と言いたいだけの話に対して、「へー、そうなんだ。」と言って欲しいだけ。という会話パターンについて考えてみたいと思います。 そもそもこの話のパターンは何なの?何を求め…

「へー、そうなんだ。」

毎度私の知る限りの狭い範囲の話で恐縮ですが、ASDの人によくある『 定型発達(もしくは非ASD)の人を戸惑わせる会話方法 』の中に、どうもある一つの型が見えるような気がしています。 「こういうことがあったよ・こうなんだって」と言いたいだけの話…

Whyでは分からないHowのこと

5W1Hの怪の続きです。5W1Hの「なぜ」「どのようにして」に囲われてしまう言葉と、その仕組みについて考えていきたいと思います。 『言っていることは分かっても言いたいことが分からない』ということであれば、「言いたいことをはっきり言えばいいじ…

5W1Hの怪

夏なので怪談っぽいタイトルにしてみました。「言っていること」+「言いたいこと」の続きです。 「言っていること」は分かっても、「言いたいこと」が分からないと、会話による意思の疎通はとても難しくなります。例として、母親と幼い子供の食事シーンを挙…

「言っていること」+「言いたいこと」

アスペルガーの人との会話あるあるとしてよく挙げられる会話の例に、「醤油ある?」と尋ねると「あるよ。」と返されて取ってくれないというものがありますが、これは私もよく発生させてしまう会話パターンで耳が痛いところです。 『目玉焼きにいつも醤油をか…

手先の器用さと裁縫のこと

ASDの人には、運動が下手だったり何もない所で転んだりする人が多い他、手先が不器用な人も多いそうですね。協調運動が苦手ということでしょうか。継続して取り組んでいくことで習熟していくことはあるようなのですが、初見から器用にすいすいとこなすこ…

私と発達障害の関係

私は、自分自身の発達障害の特性により困ったことになることが多いです。困っているという表現は私からするとソフトな印象なので、それよりもう少し高い壁を感じている状態かな、と思います。 冗談が分からなかったりするし、空気も読めないし、相手の言うこ…

30代で発達障害と診断を受けました。

受診のきっかけや、そこに至るまでの大まかな流れを書きたいと思います。 子供の頃より「何かおかしい」「教師生活でこのような子を見たことがない」と言われ、20代の頃より「アスペルガーなのではないか」と言われ、『絶対何かあるでしょ』と言われ続けて…