会話で起きやすい困り事(2)
明らかに忙しそう・機嫌が悪そうな時には話しかけないよう心掛けていますが、基本的に話しかけて良いタイミングは分かりません。「今言わなくても後でいいでしょ」「何でもっと早く言わなかったの」が頻発しがちです。
今話しかけていいかを確認して話し始めるにしても、しばしば「もっと急ぎの話や用事なのであれば今聞こうと思ったけど、そんな話なら後にしてくれる?」という事になりやすいです。現在、家族に対して話しかけていいのかよく分からない時には「大した話じゃないんだけど今話してもいい?」と確認しています。
会話で起きやすい困り事(1)に書いたように、「はい・いいえ以上の事が言えない」ということもあって会話の中で情報を伝えられないことがあります。
例えば、病院にて処方された薬について、使用してみた結果どうであったかを問診されているとすると、
ということが起きたりします。前回の更新にて書いた例に同じく、お医者さんが「じゃぁいいですね。」とおっしゃった時点で眩暈のことを言おうとすると、既に終わった会話を蒸し返す感じになったり、強く反論したような焦ったような感じになったりしてしまいます。会話が終わってしまう前に話した方が良いと考え、一回の発言に言いたいことを入れようとすれば一方的な話になったりします。
私が取り得る上記の対応はどれも悪手だという事は分かります。けれど、いつそれを言えば良いのかが分かりません。
私の勝手な憶測ですが、おそらくこのような状況で発言する場合には「何か言いたそうな空気」と「それを相手のペースを気遣いながら伝えたいと思っている空気」が必要なのではないかと考えています。前者がないと、『突然何かを言い出した人』になるようです。後者がなければ、『相手のことを考えずに自分のことばかり主張する人』になるでしょう。
更に、『私の不手際で相手の意図を理解できず(or誤解して)申し訳なかった。』『きちんとコミュニケーションを取り直したいので、勘違いについて話させて欲しい。(あなたを尊重しているし、あなたとのコミュニケーションに価値があることを理解しているので)』というメッセージを発する必要があるようだと推測していますが、どうなのでしょうか。
空気というものは「言葉の意味」を決定付けるものなのだろうなと思います。会話における空気のウエイトは5~9割を占めているのではないかと考えているのですが、どうなのでしょうか?その空気が読めず、適切に発することもままならない状況というものは中々困ったことであるなと改めて思いますが、ままならないながらも何とかやっていきたいところです。