初心にかえる

 

夫の見解・母の見解 の続きです。

「既に何を言われているか分からず理屈での理解を禁じ手とされ、不安はある。しかし、先生の言うことはもっともだと思うので、指導を受けないで大丈夫だろうかという思いもある。」という点での堂々巡りに決着をつけるべく夫と母に意見を求めてみた結果、『その指導はあなたの混乱を置き去りにして進んでいって大丈夫なものなの？』という突っ込みに動揺を走らせた私は、うむむと考えました。

治療の過程で厳しいことを言ったり、自分と向き合うことを進めていくことは必要なことの筈です。私も、夫も、母も、そこはＹＥＳと言っていると見ていいのかなと思います。

一方、三者ともその進め方には「大丈夫？」という思いがある状態です。私はある意味単純に「話について行けないけれど理屈での理解や質問はＮＧなのでどうしたらいいんだろう。」ということを心配に思ったのですが、夫と母は「あなたのその混乱を置き去りにして進む指導は、大丈夫なの？その進め方でいいの？」という心配をしたのです。

何だか分からなくなってきた私は、もろもろの事はさておき初心に返ってシンプルに考えることにしました。

私は、そもそも何故今の心療内科に行くことにしたかと言えば、「投薬を受けることになるとしたら市内病院の方が行きやすいから。体調が物凄く悪かったとしても市内なら何とか移動できるだろうし、そうすれば薬を切らさないで済むから。」という理由があってのことです。

電話した時に、「丁度キャンセルが空いていたので明日で良ければ」ということだったので、それではと思い、少し遠方にある２か月待ちの医院はキャンセルして、そこの病院にした訳です。

・であれば、投薬をしない今、別にそこの病院でなくても良いのでは？手帳を貰って授産所で働くのであればともかく、そうでなければそもそも発達障害の診断をできるという病院でなくても良いのでは？

・理屈で理解するのは駄目で、言われていることが分からなくて、混乱しても質問が（結果として）ＮＧなのであれば、カウンセリングを受けられるところであれば発達障害の専門でなくても良いのでは？

・私の駄目さは明らかなようなので、それは他の心療内科でも「あーこの人このままじゃ駄目だな社会出られないな」ということが分かって指導を受けられるのではないか。

などのことを考えました。

ということで、

・「夫と話し合った結果、先生がおっしゃったように授産所で働くことと世間体の関係は無視できず、私が気にしなくても、子供が地元で通学している以上、授産所は今はやめておこうという話になりました。そこで、世間体ということであれば心療内科も市内ではない方が良いのではないかという話になりました。心療内科にも偏見を持つ方は年配の方におられる上、バスなどで頻繁に近所の年配の方から声をかけられるので少し心配になった。」ということを先生に伝える。（実際、そういう話は夫婦の間で少しあった。）

・「けれど、これから私の改善点について指導していただく予定だった為、そこについて心配はある。図々しいことで申し訳ございませんが、ここなら安心だというお勧めの病院はありますか？」と、参考に聞く。

・紹介状の作成をお願いする。

という感じで進めようかと思うのですが、どうなのでしょうか。きちんと言えるか自信はないですが、お世話になった先生なので、きちんと話をできたらいいなと思っています。