コウの成育歴(4)
コウの生育歴シリーズは以上です。療育園・保育園のことや、板挟みのこと、小学校のことはまた個別に詳しく書きたいエピソードがあります。
板挟みは、発達障害の子供を育てている保護者の方に限らず子育てをしていると何かと遭遇しやすい状況かと思います。コウの場合は、発達障害に関する専門の方からは「療育をした方がいいですね」と言われ、子供の専門家(保育士さん等)からは「お母さん心配性なだけですよ!もっとおおらかに成長を見てあげてください。」と言われ、結構悩ましい思いをしました。
療育園に関しては、「必要はないですよ」というより「子供の自然な発達を待って下さい」という感じに咎められるニュアンスでコメントされることは多かったです。高機能自閉症やグレーゾーンの子供、受身で大人しいタイプの子供を育てている方は特にこのような声に迷いを深くすることもしばしばあるのではないかと思います。
コウを見ていると学習性無力感をこじらせないか気がかりになるところがあったので、私としては療育園での対応がスパルタに見えて心配になったこともあったのですが、そんな私のコウへの接し方も人によってはスパルタに見えてもおかしくないだろうし・・・・と、色々考えさせられた時期でした。
どのような対応が正解なのかはいつになっても分からないもので、難しいところだと思います。
幼い頃のコウがあまり喋らないのもあって、当時は特に「適切な対応、適切な量とは一体?」と迷っていました。今はべらべら喋るコウであっても、内心どう思っているかは場合によってはコウ本人でも分からないわけで、最善を目指すけれど最善であることは諦めてる感じの曖昧なスタンスで今日も過ごしています。