始業式の朝
子供に、「僕が登場するマンガを描いてー」と言われたので描きました。新学期の朝のできごとです。
マンガの出来上がりが待ちきれないといった様子の子供は、何度も私の自室に顔を出し、「すごいねー、お母さん。」「上手だねー。」「うんうんいい感じ。」「本当にこうだったよねぇ。」などと言っては満足気にうなづいていました。出来上がったものをプリントアウトして欲しいと言い、何度も繰り返し読んでは大いにウケていました。
マンガを読んだ経験はあっても、いざコマを割ろうとすると難しいものですね。色も、あっちをこう塗ったらこっちはどうなるのか・・・と悩んでみたり。頭の体操になったような気がします。
『発達障害の小学生あるある』な朝の光景っぽくもある一方、「男の子なんてそんなものよー。」「どこもそんなもんだってー。」「あるあるー。うちもほんっと同じ。」などのお言葉を頂いてもおかしくないような光景ではあると思うのですが、これが頻発して防ごうとしても防ぎきれないところが発達障害というものなのかな。などと考えたりしています。
お皿を割るウェイトレスは珍しくなく、月に1枚は割る人もあったとしても、3日に1枚、毎日1枚を割るとなっては『よくあること』ではなくなってくる。と想像してみると、「たかが程度と頻度の差。されど程度と頻度の差。」と改めて感じます。
ASDであるらしい子供をフォローする筈の私もまた社会適応度の低いASDな訳で、何とも頼りにならず困ったなぁと思うことも多いこの頃です。それでも、子供は今のところ「授業楽しかったー!」と元気に帰ってきていることですし、不十分な母ながらもサポートを心掛けつつ、何とか2学期も無事に過ごせたらいいなぁと思う月曜の夜でした。